写真は今年の秋、福島へお墓参りに行った時に立ち寄った御薬園でのひと時。
御薬園は父母が60年前に結婚式を挙げた場所。。。。
私も母も抹茶が大好き。母はお茶の師範でもあります。
77歳の時に肺がんの手術をして9年目。母は今も体重は28キロしかありません。
免疫力が低いので今でも病院にはお世話になっていますが、
小柄な母の存在は私にとってはとてもとても大きなもの。
最近は車で実家へ日帰りで行くことが増えたのですが
この2~3日は、久しぶりに実家へ泊まりのんびり過ごしました。
車椅子で近所のお店へランチを食べに出かけたり、本屋でお買い物をしたり、
一緒に餃子を作ったり、お風呂にも入れたりして・・・・
ヘルパーさんや看護師さんたちが父母の生活をサポートしてくれるようになったものの
一緒に寝泊まりしなければ気づかない
「老老介護」の実情にたくさん気づかされるのも事実。
父も母も年々できなくなることが増え、
二人の中に歯がゆさや情けなさ、行き場のない怒りや悲しみなどを感じるたびに、
慰めたり共感したりすることくらいしかできないのだけれど
どこまで手放し、どこまでサポートするかの難しさも感じる今日この頃。
特に母は一人でお風呂に入ることも、台所に立つことも難しくなってきて
家の中で転んで骨折をしたり・・・父の負担も大きくなってきています。
それでも一生懸命支えあいながら暮らしている父母を私はとても尊敬しているし
自分ができること(できることしかできないけれど)をできる限りやってあげたいと思うのです。
そして親がその生き様で子供の私に教えてくれることは、
本当に大きな愛であり
親に何かしてあげられることそのものが、
そのまま私自身のギフトにもなっているのを感じます。
お風呂上りにつるんと気持ちよい顔になって母が見せた笑顔・・・
本当に可愛いなぁ~・・・
そんな笑顔をいつまでも見ていたい・・・
限りある命の時間の中で一緒に居られる幸せを今はしっかり感じていたいと思うのです。