雲洞庵 ありがとうの旅
2012年 07月 12日
昨日、父母を連れ新潟の雲洞庵(うんとうあん)へ行ってきました。
昔から越後では、「雲洞庵の土踏んだか」と言われるほど、篤い信仰のある庵寺です。
赤門から本堂までの参道の下には法華経が一字一石にしるし埋められており
踏みしめてお参りすると、罪業消滅、万福多幸のご利益に預かるとか。
目の悪い父
大病を乗り越えた母
80歳を過ぎた二人が、ゆっくりと
踏みしめ踏みしめ歩きます。
その丸く小さくなった背中を見ながら
寂しさと愛しさが混じった気持ちで
私も踏みしめ踏みしめ歩きました。
参道の脇には、素朴でやさしい石仏様たち
石の中に彫刻のように彫られた観音様たち
梅雨の晴れ間の爽やかな光の中、
挨拶をしに来た艶やかなカエル君と
なんとも穏やかな表情の大仏様
風を感じ、
歩く足の裏を感じ、
二人の息を感じ、
手を引きながら、背中を押しながら
やさしいやさしい
ありがとうの旅ができました。
感謝!